【12月13日 AFP】アフリカ中部ブルンジの軍当局は12日、同国首都ブジュンブラ(Bujumbura)で11日に発生した武装集団と治安部隊の衝突により、79人の「敵」と8人の兵士が死亡したと発表した。過去数か月にわたり政情不安が続く中、最多の死者が出たことが明らかになった。同市の路上には遺体が散らばり、その多くは銃で撃たれているという。

 衝突は、身元不明の武装集団が同国の軍事施設3か所を襲撃したことから始まり、治安部隊が反撃。目撃者数人の証言によると、警察と軍はブジュンブラ市内の反体制派の拠点をしらみつぶしに捜索し、複数の若者を屋外に引きずり出して殺害したという。

 同国軍の報道官は、「11日の襲撃で79人の敵が殺害され、45人が拘束され、武器97個が押収された。政府側では、8人の兵士が死亡し、21人が負傷した」と述べた。(c)AFP