【1月20日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は20日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第7シードの錦織圭(Kei Nishikori)は、6-3、7-6、6-3で、友人でもある米国のオースティン・クライチェク(Austin Krajicek)を退け、3回戦に駒を進めた。

 降雨のために屋根が閉じられたマーガレット・コート・アリーナ(Margaret Court Arena)で、錦織は第2セットのタイブレークを制し、1時間53分で勝利を収めた。

 錦織とクライチェクは、米フロリダ(Florida)州にあるニック・ボロテリー・テニスアカデミー(Nick Bollettieri Tennis Academy)の門下生。両選手は、昨年のメンフィス・オープン(Memphis Open 2015)で初対戦し、そのときも錦織が勝利していた。

 錦織は、「オースティンと良い試合ができました。お互いによく知っている仲なので、対戦するのは簡単ではありませんでしたが、今日の彼は良いプレーをしていました」とコメントした。

「第2セットが5-4になったときに、試合に決着をつけるべきでしたが、彼のプレーが良くなって、厳しいタイブレークに持ち込まれました。タイブレークに入ってからは、自分の方が良かったと思います」

 錦織は第4ゲームでブレークすると、25分で第1セットを先取。それでも、約1時間に及んだ第2セットでは、クライチェクが善戦した。

 サービングフォーザセットでダブルフォールトを犯し、この試合で初めてのブレークを許した錦織は、タイブレークでもクライチェクのミスに救われる場面があった。

 それでも、第3セットでは錦織が序盤にブレークし、そのまま勝利を決定づけた。

 初の全豪オープン4強入りを狙う錦織は、3回戦で、第26シードのギジェルモ・ガルシア・ロペス(Guillermo Garcia-Lopez、スペイン)とダニエル・ブランズ(Daniel Brands、ドイツ)の勝者と対戦する。(c)AFP