【11月26日 AFP】米ポップ歌手のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)さん(25)が、ニュージーランドのオークランド(Auckland)近郊の砂浜でミュージックビデオを撮影する際に現地に生息する希少な鳥を危険にさらしたとして、地元の自然保護当局から非難されている。

 スウィフトさんは今週、同市郊外の人気の高い海辺の町、ベセルズ・ビーチ(Bethells Beach)にビデオ撮影の目的で訪れていた。

 ワイタケレ山脈地方委員会のサンドラ・コニー(Sandra Coney
会長によると、スウィフトさんが所属する音楽事務所は、絶滅危惧種に指定されている同国原産のニュージーランドチドリの生息地である同海岸でビデオ撮影を
行う許可を受けていた。しかし、車両2台までとする砂浜への立ち入り許可は反故にされ、実際にはワゴン車や四輪駆動車10台ほどが当該地に進入したとされ
る。

 自然保護局のウェブサイトによると、同地に生息するニュージーランドチドリは、約1700羽のみ。満潮線付近の地表に巣を作るため、訪れる人は細心の注意を払う必要があるが、その目立たなさから、人や車両、馬などでつぶされてしまうことも多々あるという。

 地元のベテラン環境活動家であるコニー氏は、この件に関わった関係者の行動について、オークランド議会に調査するよう求める意向を明らかにしている。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3068102 より転載。