【12月3日 AFP】スイス警察は3日、国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件に関連して新たに幹部数人を逮捕した。米紙ニューヨーク・タイムズ(New York TimesNYT)が報じた。

 同紙によると、5月に逮捕劇があったスイス・チューリヒ(Zurich)の高級ホテルで再び早朝に捜査の手が入り十数人が逮捕され、訴追される見通しとなっている。

 今年5月に行われた同ホテルでの捜査について第一報を伝えたNYT紙によると、スイス警察は現地時間午前6時ごろ(日本時間同日午後2時)にホテルに足を踏み入れた。

 NYT紙は新たな逮捕の対象となっているのは中南米の幹部らで、脅迫や資金洗浄、詐欺などの疑いがかけられている。

 逮捕者の中に、現在職務停止処分が科されているFIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は含まれていない。

 幹部が新たに逮捕されていると報じられる中、FIFAは米当局による「活動」について認め、捜査への協力を継続すると発表した。

 FIFAは、「米司法省による本日の活動について認識しています。FIFAはスイスの法により許可された米国側の捜査、スイス司法当局が指揮する捜査に今後も全面協力していきます」とAFPに対し声明を出している。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3068975 より転載