【12月5日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)チームのレッドブル(Red Bull)は4日、来季のレースでは、「タグ・ホイヤー(TAG Heuer)」のブランド名が付いたルノー(Renault)製のエンジンを使用すると発表した。


 レッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表は、1985年からマクラーレン(McLaren)のスポンサーを務めていた有名ブランドについて、「F1のアイコン的存在であるタグ・ホイヤーと協力できるのは本当に喜ばしい」とコメントした。


 セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel
をドライバーに起用し、2010年から4連覇を達成した経験を持つレッドブルだが、エンジン供給元のルノーとの関係が悪化し、一時は撤退の危機にまで直面
した。ホーナー代表は今回の発表に際し、「ルノーが、F1でわれわれとの協力関係を継続する決断をしてくれたことにも満足だ」と述べている。


 ルノーは、ロータス(Lotus F1 Team)を買収して、F1コンストラクターに復帰することが決まっている。


 スイスの時計メーカーであるタグ・ホイヤーは、ルノーが製造するV型6気筒エンジンの命名権を獲得し、来季レッドブルが使用するマシンは「Red
Bull Racing - TAG Heuer
RB12」になる予定。また、ロータスから名前を変えるルノーのチームも、同じエンジンを搭載することになる。


 F1では、自動車メーカー以外から参戦する「クライアントチーム」向けに、マシンやエンジンの価格を下げるルールの導入を検討しており、ルノーやメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)、フェラーリ(Ferrari)のパワーユニットを推奨している。(c)AFP

 












出典 http://www.afpbb.com/articles/-/3069177