【10月18日 AFP】イタリア・トスカーナ(Tuscany)州で、風水をワイン造りに取り入れたワイン農家が話題となっている。自然との調和によって生まれたワインとの売り込みで、ライバルとの差別化を図る新しい試みだ。
風光明媚なカイアロッサ(Caiarossa)で風水によるワイン醸造を始めたのは、ドミニク・ジェノ(Dominique Genot)さん・ソレーヌ(Solene Genot)さん夫妻。自然とのきずなを保てるよう、貯蔵室の位置も風水を使って決めた。「ブドウ畑が広がる丘の中腹が最も気が高い方位なので、そこに貯蔵室を造りました」(ソレーヌさん)
貯蔵室の外壁は赤色、内壁は黄色に塗られているが、これも風水を考慮したもので、赤は太陽、黄色は地をあらわすという。
カイアロッサは、地中海に近いバル・ディ・チェチーナ(Val di Cecina)地方のリパルベッラ(Riparbella)村にある。歴史的な港街、リボルノ(Livorno)からも近い。
ジェノさん夫妻のブドウ畑は、フランス・ボルドー(Bordeaux)に2つのワイン醸造所を所有するオランダのビジネスマンが2004年に購入した、総面積16ヘクタールのまだ「若い」畑だ。年間7万本前後のワインを生産し、7割を輸出している。
この醸造所で、「でき得る限り自然に近いワインを造りたい」と話すドミニクさんは、タンニンも酵素も一切加えていないと胸を張る。ブドウの栽培にも化学肥料や除草剤は使用しない。機械に頼らず、可能な限り人の手によるワイン造りを心がけており、風水もその一環なのだそうだ。
「この土地柄を表現するワインを目指しています。そこにこそ、小規模ワイン農家の未来があると考えているんです」(ドミニクさん)
風水にのっとって広いスペースを設けた貯蔵室には、明るい自然光が差し込む。夏季には室内温度を上げ、冬季には冷却する大きな窓は、本来は貯蔵室には禁物だ。だが、ソレーヌさんは「太陽の光によって、室内に良質の気が取りこめるんですよ」と話した。(c)AFP/Sonia Grezzi
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風水を取り入れたワインってなんか面白いですね!
イタリアワインはオイシイし、これは飲んでみたいな
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